快晴の空の下で
阿麻

目覚めては眠り 又目覚めては 又、眠る
そうこうしている内、
綿菓子のような あるいは
タバコの煙のような
白い糸くずの堆積したもの
が私を包み込んで
やがて襲い掛る恐怖が重圧と化し
体の内側から外側から
ぺしゃんこに押し潰す!
もはや虫の息
障子紙よりも薄く 
縫い針よりも細く
ただ この世の片隅で
人様が哀れみかける視線の
突き刺さる痛みに 耐えつつも
一歩踏み出す強さを失い
宙に浮いた両の素足に風がスウスウと当たって

ぁあ
きょうは何て気持ちがいい日なのだろう、か、


自由詩 快晴の空の下で Copyright 阿麻 2006-01-19 22:49:21
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