私は今日あなたがくれた食べ物を食べた
あなたが買った音楽を聞き
あなたの運転する車に乗った

味わう舌は
足先のリズムは
助手席からの笑い声は

わたしのもの。

ぼさぼさの髪型を褒めてもらう
可愛いでしょと紹介してもらう
お菓子を多くもらう
それは

わたしのもの。

わたしの哀れにくれたものじゃない
わたしの哀れにしてくれたんじゃない
わたしのもの。

やっと分かりました
あなたが育ててくれたわけ
だから初めて今日

わたしは
あなたに
「もっとください」
と言えたのです