ここまでおいで、マジックハンド
合耕

月と同じ屋根に上って
一つずつ消える足跡を映さない
思いきり転がせた後
少し忘れて
どうでもいい声のせいで目が動くように
全部の地面を知ってた

ここから
汚い言葉を使って
隣の髪形を知るような 形は
振り向くときに少しだけ
誰から 降って来た 教え方かな
つめこめるものを見つけても
合わせようとしない顔があって

知りたい
今決めるならいくつめでも悲しいけど
つなぎ目を欲しがった機械じゃない
それに 手を伸ばすまで
まだずっと横を見ていられた
歩いてでも 走りながらでも
数え続ける夜がまた
少しだけ 埋め足りなくなっていくから


自由詩 ここまでおいで、マジックハンド Copyright 合耕 2004-01-25 10:11:56
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