そのへんから掘り出したような君に
まぶたを縫い付けてあげたんだから

掴まったり 寄りかかったりしてないときでも
光らせる電光掲示板は
もっと高く 空に近く
大きな声で読まれなきゃいけない ....
白の終わり

マラソンコースが変わった後も毎朝堤防まで走る
その道程の 掻き曇るどころじゃない
レモン臭い息たち

ゆずの終わり

できたばかりの新しい大きな橋が
デートスポット扱い ....
浮かばない毎日を過ごすあなたは
気づかないうちに 地下鉄を地下に閉じ込めてるから

四角く押さえてあげたくて
半紙を板に載せる

半紙の位置 忘れないように付けた印を
遠くから振り返ると ....
生きている 缶コーヒーの原材料

暗がりを思い出しても針太く

溶けかかり 泡の底から目立たせる

吸い取った指で通過するバーガー屋

午後の積雪 直角に気づかない

金づちの前に ....
雪に埋まった制服を
毎日 少しずつ動かす

ようやく思い出した血管に
意識が移るときも
裏側だけ光るから

私まで見えないだろう

コートから降り
残ったようなまつ毛が
偶然 同 ....
長縄跳びの長い紐で 電車の窓から誘う
あれは狐つき

ビルの屋上に上り 糸電話をどこまでも伸ばそうとする
あれも狐つき

順番に口を開き 遠くの山を意識するよう指示した
聞こえる? 聞こ ....
そのへんで拾ってきた泥を一つかみ投げて
落ちてくる前に すごく笑った

「最近 肌の調子だけはいいの」
なんて言って
絵の具を塗りつけた筆のまま
叩かれても平気

おいしいほこりをいっ ....
砂粒が吹きこまないよう
電話ボックスを 黒いカーテンで仕切れば
その四角さを 上から見たくなって
少し笑った

優しい手ざわりを吸いこみすぎたこと
数え直しながら
いくつもの秘密の隙間を ....
http://ninjinia.x0.com/wolf/

ネットゲームの一種かな。人狼BBSっていうサイトです。
村人達の中に紛れ込んだ狼を探して全員処刑するのだ!間違って人間を殺しちゃっても ....
おんなじくらい跳ねるなら
砂漠の町を飛ぶときだって
氷を振りかけたい

出してくれって叫びながら
ドンドンって窓を叩く人の
汗ばんで 黒い 顔に
乗り移れば流れ出す
私の水

くだ ....
手鏡を持つと みんな照らしてしまう
その柵の際から
聞き取りやすい匂いで 呼びかけた
蘇生術の手ほどき

邪魔くさい枠をどけて
もっと 回そうとした目が少しだけ
後は みんな吹き飛んだ流 ....
大通公園に連れ立って出かければ
君も 僕も みんな声優になれる
リボンで垂らした乳母車がグルグル巻きついて
なんて素敵な笑顔
木彫りの人形は 空を突き抜けそう

自分と同じ顔をした人達を揃 ....
直線的なカーブばかりが続く汚い流れを
泳いでいた僕がいつか 空を見れば
それだけでもう
鏡の前に立って
脱がない服の際をなぞっているのだから

小麦をこぼしながら走り去るトラクターに
か ....
フルスピードの余韻で橋の上 いつまでも固まっていたかった
変なポーズで
髪の毛の特に尖ってるところを選んで磨いていく
ゴーグルをいくつもくれる羽根に泣かされても
いつの間にか体がツルツルして
 ....
強く握ってくびれた部分
思い出せない自分を思い出す
と それだけになってしまう
肩の後ろが持ち上がる

ペダルを漕いでまっすぐになる
間に合わない僕の目は何も持てず
少し余計に歩いてから ....
昨日 いつも市場で会う少年と水遊びをしたとき
「お兄ちゃん、腕まくりが似合うね」って言われて
戸惑って
戸惑ってしまったまま 朝が来て起き上がる
いつもと同じように寝床に向かい
膝を曲げ 腕 ....
空き缶だらけの中から割り箸を見つけて
しかも 割れてなかったから割ってみた
それだけだ

見通すことも 燃やすこともない
トイレの壁紙はお前のシャツの柄に似てくるだろう
その薄い胸毛を 蹴 ....
月と同じ屋根に上って
一つずつ消える足跡を映さない
思いきり転がせた後
少し忘れて
どうでもいい声のせいで目が動くように
全部の地面を知ってた

ここから
汚い言葉を使って
隣の髪形 ....
まだ戻さ ないで
サイコロに手をかぶせるときのやり方を
ここから取り出すよ 守らない日には
のどから通って何かが落ちるように

小指まだ 隠すとこで
誰かが間違わないようにって思える僕たち ....
僕にはいつもかぶさっているから
雨がやんだ後 手に持った刀に
灯を点せたとしてもうたぐっている
バスの中で
テニスコートが校舎の影に隠れるのを
通り過ぎる間 ずっと嫌だったから
ラインだけ ....
簡単に分け与えた
朝を隔てて越えるもの
下向きになって思う空気は
まだ近く 目の中で止まらせたままの
駅の中で

何も 言えないほどには
透き通っていた
その時間僕達の足が
誰かと  ....
合耕(51)
タイトル カテゴリ Point 日付
羊に食わせる餅じゃなきゃ自由詩205/3/1 21:16
白の終わり自由詩2*05/2/15 21:09
河合塾。札幌校、自由詩105/2/4 23:16
午後の積雪俳句5*04/12/4 0:22
こときり自由詩4*04/11/21 20:58
狐つき自由詩6*04/11/21 20:55
裂け目から自由詩2*04/11/21 20:53
神様のホバークラフト自由詩104/11/17 16:39
16人いる!おすすめリ ...304/11/14 23:00
私の水自由詩204/11/12 23:00
モグラの花びら自由詩204/11/12 22:56
君は声優、僕も声優自由詩104/10/31 0:04
割り箸の飛び方自由詩304/10/23 22:44
10時に食べ終わる自由詩204/10/11 0:48
工場へ逃げる自由詩304/6/28 17:50
拡大コピーの時間自由詩1604/6/6 23:39
蹴りたい田中自由詩904/6/6 23:31
ここまでおいで、マジックハンド自由詩104/1/25 10:11
歯の生える・くず集める未詩・独白104/1/25 10:10
天気を決める人自由詩204/1/25 10:09
恐竜の背中のカーブ自由詩503/5/13 0:35

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