無人島
こめ

ここは違う世界の

ぼくらの無人島

誰も助けてくれない

けどぼくらは外に出たくなかった

ぼくらはこの無人島になれていた

さっき船がきたけど

僕たちを迎えにきたんじゃない

そのままどこかへきえていった

ぼくらはもう助けを呼ぶわけでもなく

ただ普通に生活していた

外の排気ガスや二酸化炭素にまみれた

世界にはもう

戻りたくなかった

ぼくらはここで楽しくやってるよ

外の連中は楽しくやってるかな

ここはぼくらだけのせかいだ

ぼくらはぎんぎん輝く

太陽のしたで

この無人島のせかいで生きることを決めた




自由詩 無人島 Copyright こめ 2006-01-05 09:14:06
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