天使
こめ

ぼくはキミの七色の天使

キミが笑ってるときも悲しんでるときも

怒ってるときも泣いてるときも

ずっとずっとキミの隣にいた

人間はぼくのことを気付いていない

キミもぼくの存在をまだ知らない

ぼくはキミのために幸せを

必死に運んでるのにな

でもそれでもよかった

ぼくの翼がさびてもう

飛べなくなってしまったとき

ただ道路に座って排気ガスにまみれた

人混みをみていたぼくに一瞬だけきずいてくれた

ほんの一瞬だったけどキミは微笑んでくれた

だれも話したことがない

どれだけ幸せを運んでもきずいてくれなかったのに

初めて人のぬくもりがわかった

ぼくはキミの天使になるため

七色の翼をまた手に入れて

一生懸命キミをさがしやっと

キミの天使になれた

あれ以来キミはぼくを見たことがない

でもいいんだきみには見えなくても

ぼくはキミをずっと見守ってるよ

どんなことがあっても

ぼくは七色の翼でキミを包むから

安心してね



自由詩 天使 Copyright こめ 2006-01-04 09:05:11
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