セックス・マシン・ガン
虹村 凌

「うそつき」

空から降り注ぐ一億のカモメのジョナサン達が
嘴を叩き込む
僕達の頭の上に

「絶対に嘘じゃん」

ミミズは鼻の穴から入って
横隔膜を突き抜けて
涙がやってくる所へ

「とりあえず適当にやります」

抱きたい
抱けない
抱きたくない

ただ死ぬ前に一度だけ添い寝をしよう


自由詩 セックス・マシン・ガン Copyright 虹村 凌 2006-01-03 20:51:12
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