こめ

希望をさがすぼくらは

アスファルトの道を

歩いていた

ただ何にも雑草も花も石も風も

本当に何もない道に

希望というモノはあるのだろうか

だがぼくらはこのまま引き返すわけでもなく

かといってこの希望をさがすのを

やめるということもできず

なんにもあてがないまま

ぼくらはただひたすら

そのさきに希望があると信じ

ぼくらは歩いていた

だがいっこうに希望というモノは

見あたらずそして

どんどんこの希望さがしをリタイアしていく

モノたちが増えていった

だがぼくはあきらめない

あきらめちゃいけないと

心にちかい

ぼくはこのアスファルトの道とただひたすらあるいた

きずいたらぼく一人になっていた

でもぼくはまだあるいていた

その先に希望が無いかもしれないのに

でもそれでもあるいた

そしてアスファルトのみちは

途絶えそこから

さきは綺麗な花畑の道になっていた

ぼくは一瞬疑ったが

花の心地よい風のにおいで

本物とわかった

ぼくはなんがか心に暑いモノができた

これが希望なのかな

とか考えながら

笑顔のままぼくはまだまだ続く花畑の道を歩きだした




自由詩Copyright こめ 2005-12-31 12:14:30
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