たもつ



牛は歌い続け
奪われ続けた
後ろの方では
鬱蒼とした茂った木々の間で
埋められないために
ウサギたちが薄目を開けていた
閏年のうららかな春の日
馬はそのことで
うるさくすることはなかった




自由詩Copyright たもつ 2005-12-15 13:01:49
notebook Home 戻る