虚空の刻印
こしごえ
つながっている
(
青く透けた日の光が
結晶となってふりそそぐ季節
つめたい雨は 灰となってしまった
存在している私
無くなる。
空から堕ちた秘密が
虚ろな視線で風を呼ぶ
無神経に朽ち果てていく意識が
枯れゆく花から言葉をなぞり
重く光る真実を叫ぶ
透けた命 響く
瑕
(
きず
)
無機質に 匂う静かな空間で
ゆらゆらゆれる光にとけて
ほほえんだまま ぬけ殻になる
)
すべて
自由詩
虚空の刻印
Copyright
こしごえ
2005-12-01 08:08:20
縦