「公園」
プテラノドン

その公園にはたくさんの小僧がいる。
「ハナタレ小僧」に「ヨダレ小僧」
「お漏らし小僧」に「汗かき小僧」のせいで
地面はビッショビショ!
芝生が枯れるわ臭いわで、たちの悪い動物園みたい。
人足は途絶えるように思えたが、
公園に居場所を求める人はいた。
彼等は鼻につーんとくる匂いに耐えようと
手のひらで口を覆っていた。
いっそのこと公園の入り口で「マスク」を売ったら
大儲けできるぞ。と、「金くれ小僧」が言う。
でも、なんだってそこまでして公園に行くのだろうか。
ただの空き地だよ。と、「でしゃばり小僧」が言う。
 昼下がり、噴水の上から我こそが本物と、
ションベン小僧が勢いよく小便をしている。
ベンチに座っていたおじさんは
鼻くそをぺろりと食った。


自由詩 「公園」 Copyright プテラノドン 2005-11-15 20:38:27
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