ALWAYS
一代 歩

白い尾を差し伸べ遥か遠くへともう届かない紙の飛行機

いつだって変わらないままあるものと変わっても尚あるものがある

あのころはよかったなどと言えるのはもうあのころを過ぎたからゆえ

パソコンで夜な夜な短歌を詠む時代それでも夕日が目に滲むから

泣かせたい作者の思うつぼとなりそれでも泣いた素直な読者

まだ待ってエンドロールよ長引いて泣きはらした目どうにかしたい

レイトショー終わり別れた帰り道冬の風吹く故郷初雪


短歌 ALWAYS Copyright 一代 歩 2005-11-10 04:12:01
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