可視光の下僕(しもべ)
吉岡孝次
必然的に 君の名前を筆画まで刻み込み
それから
誰も辿り着くことのない君だけのアウトラインを見つめ
僕の冷たい遺伝子は
悲しく 鳴きあげる。
「きみが好きだよ」
自由詩
可視光の下僕(しもべ)
Copyright
吉岡孝次
2005-10-18 22:02:46