松本 涼


その葉の一枚の中に
暖かさが流れていて


触れて私は
その流れの中に浮かぶ




けれどいつしかその葉は
私の中にあり


暖かい場所を探しながら
留まらず流れていく




私は葉の辿り着く場所を
見届けてから


今日のためにゆうるりと
言葉を探すのだ





自由詩Copyright 松本 涼 2005-10-08 17:33:40
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