照葉
落合朱美


我ひとり凛と咲きたるケイトウの立ち姿に見る揺るぎなき赤


夕焼けを映して林檎の色づいて食むる乙女の頬にうす紅


ひそやかな紅き花よと見惚れたる君のまなざし吾もまた乞う


いさぎよく切り落とされし黒髪は未練のあかし 言おう「サヨナラ」







短歌 照葉 Copyright 落合朱美 2005-09-25 01:45:09
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