うねうねしてみる
かぜきり

朝の茫洋

手にそぉっといきをふきかける

そのまま中指の先から

手のひらのしわ

手首のつけねの辺りまで


息のゆきばをうねうねさせる

うねうね

うすいてのひらのしたで

つきでた五節をくっつけて

すじばったにくがうごめいている



うねうね


いつしか 意思は すでに わかれて ひとさしゆび

わたしをゆびさして

じりじりと

間近にせまり

ひたいがむずむずするまで

接近

ぴた

ひた と

でこぴん

はじけるうねうね

はっと覚醒 いやさ 隔世

額が痛い 赤くなりて

眉毛よりに 痛い じんじん 赤い

うねうねは はじけたようだ

しかしやはり うねうねにて

ちょっともったい ない

そして眉毛よりに痛い

「ふぅ」

ひとりごちて

顔を洗うことにした


自由詩 うねうねしてみる Copyright かぜきり 2005-09-18 15:40:36
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