生きる 生きる
炭本 樹宏


 眠れない夜は 僕は数を数える
 友達の数 幸せの数 苦悩の数 罪の数

 とどまる事を知らない 僕の心の渦潮は
 紫の夜の中で 体温を上げてゆく

 何もしらない 恋人は不思議そうに
 僕をみつめている

 うんざりしながらでも 生の営みをやめることはない
 一時の安らぎ 歓喜が 忘れたころにやってくることを知ってるから

 間違えだらけの僕の人生
 親孝行も出来ずにいる

 まだまだ 生きる事をあきらめてはいけない
 こだまする 罵声は耳に残っているけど 
 それが僕の生きる道

 


自由詩 生きる 生きる Copyright 炭本 樹宏 2005-09-18 03:14:28
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