さぼてん　さぼてん　こうやのさぼてん

いっぽんきりのこうやのさぼてん

とげはじゆうをまもるため。

とげはそんげんをたもつため。

こどくやせつなさをここうとよみかえて

きみょうをこせいとよみかえて

こうやのちょうどちゅうしんと

おもいこんでるばしょにはえています。

しめいをもってはえています。



さぼてん　さぼてん　こうやのさぼてん

みどりいろしたはだだって

けっしてこのみじゃないけれど

これはいつかやくにたつ、

しめいをはたすためだけに

これはいつかやくにたつと

おもいこんでさんじゅうねんたちます。



さぼてん　さぼてん　こうやのさぼてん

こうやにはえるさぼてんに

さんじゅうねんにいちどだけの

おおきなはながさきました。

おおきなしろいはながさきました。

みどりがしろによくはえて

すべてのつじつまがあいました。

そんざいのつじつまがあいました。


つぎにはながさくときは

こうやはさぼてんだらけです。