透明な平目 2
狸亭
天使のようにすんだ青い空
みあげている目にうっすら
涙がにじんでわかいみそら
浮世に見捨てられ上のそら
オレンジのように光る大地
いつもいつもゆれてる位置
だからいつもひとりぼっち
部屋にこもってる三六五日
空いっぱいにひろがる平目
なんときれいな透明な平目
少女のころにはやんちゃ娘
言ってみてもいまは気休め
たった一度みたゆめの光景
新しい自転車の銀輪の球形
急速に落下開始した砂時計
一人相撲であった恋愛関係。
(押韻定型詩の試み 23)
自由詩
透明な平目 2
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狸亭
2003-12-29 07:06:54
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