"はじまりを残そう"そう 思った
ひより

作者 : かえるのこ
原作者 : かえる
かえるは かえるのこ のために 今まで持ったこともない筆を手にした。
実のところ
かえるのこは この作品で 鳴くことを覚えた。



初冬


きのう ふった雪、
けさは やんでいる。
銀色に輝く雪、
その平面に ぽっつり ぽっつり あとがある。
今 通ったようなあと、
しゃもじか、
なにかで押したようなあと、
初冬の朝は寒い、
初冬の朝はしずかだ
朝日をうけて、
屋根からしずく、
きょうのつららが また 長くなっていた。



散文(批評随筆小説等) "はじまりを残そう"そう 思った Copyright  ひより 2005-08-30 20:02:15
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