空白
ふるる

あなたのいない       空       白       を、日々うめる努力をしています。
もう、慣れました。     空が      白く      雪で染まってから随分たったので。
昨日は眠れず、暗い     空から     白々と     朝が生まれるのを見ていたのです。
今日は晴れ。うす青い    空に手を、   白いなと    あなたがよく言っていた手を浸し、
触れるものを待っていて。  空に流れる   白い雲たち   あれに私たちの夢を託してみたり、
掴まえようと、したことも。 空しさという  白いノートの  ような日々は、青空に侵食されて。
あなたは今頃眠っていますか。空と海が接する 白線の彼方から 届いた葉書は、なにも言いません。
私も・・。もう言いません。秋空はとても高く、白鳥が渡って来ています。行きます。私は、一人で。    






自由詩 空白 Copyright ふるる 2005-08-25 00:15:37
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★★★視覚詩の練習★★★
。。。。。恋愛詩っぽい。。。。。。