夏の予感


浴衣着て髪をゆって会いにゆきたい

慣れない下駄は足をきりきりひずませ

夏の暑さが心地よくなる

柔らかい心が潰れてきりきり悲鳴あげて


あの日一人で見上げた橋桁の花火

明日が遠ざかって昨日が少し近づいてきた



君を好きなだけで


夏が終わっていく




自由詩 夏の予感 Copyright  2005-08-24 01:31:13
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