その広さは僕らの時間
かぜきり
でっかいハーンバーガみたいな名前のそいつは
遡ることを僕らにはさせずに今モなおつづいていて
とどまることをやさしくみまもりながらも
波の狭間のようにつつつとひろがるのをやめていない
昨日も今日も明日もそのまた先も
日記につづるよな偏在する時も
すべてにイトをつなげて
太陽系からバンジーするみたいにすすんでゆく
もし
明日そのことばが
よりみちしたら
月曜日かいたはずの僕を右隣に眺めながら
水曜日のあなたとにらめっこしてるし
猫はごはんの心配をせずにマタタビをもとめて
家に帰ってこないかもしれない
既に起こっていそうなそんな笑い話も
蚊には通用しなくて
羽音も潜めずに飛んできて
律儀に手のひらにとまる
その存在はとてもあかい
美しいと感じいる
そんな
一瞬
は
とってもひゅーじ。
自由詩
その広さは僕らの時間
Copyright
かぜきり
2005-07-26 08:54:42
縦