きれいな音楽だとか
物語が
ささえになること

ぜんぶひとから生まれたなんて　うそみたい
ひとは　まだ　じょうずに好きになることができない



うけとめる心の
線の細さは
わたしのもので

それはもっとうそみたい
いまは　まだ　息をすることがとてもくるしい




わたしも　ひとも　せかいも　ほんとうは　なんてうつくしいのだろう
それなのに　わたしには　どうしてなにも　みえないのだろう　
にぎることができないのだろう

　

なぜだか夢中になってつくった　かなしいことたち
そんなことをしなくても
かなしみは外からやってくるというのに



やさしいひとをえらんで　傷つけた






ごめんなさい、は　たくさんかさねるといいわけになるから　　
すべてがおわった
だいじなときにだけつかおう


ありがとう、は　　　ポケットからぽろぽろとこぼして歩こう