ゴールキーパー
たもつ


気がつけばいつも
君はそこに立っている
君は待つ
遠くに地鳴りを聞きながら
まだ秋には早い日
目の前をつうっと
赤とんぼが通り過ぎていく
同じ高さにある地平線を目指し
旅立っていったものたちを
君は待つ
そして待つことこそが
君の旅路の行程なのだ
時が来れば
君はすべてを受け止めなければならない
しかも無条件で




自由詩 ゴールキーパー Copyright たもつ 2005-07-18 08:38:49
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たくさんの君に会いたかった