「トロッコ」
プテラノドン

月が鳴る。蛙や虫も鳴きだして
演奏は合奏へ

坂の上から トロッコが転がってくる
思いの他 スピードが はやかったが
私はパレード 道をゆずるのではない 
!!と、目の前で曲がって消えた
 
再びトロッコを押したのは くちばしからベロ男
ハートの顔した猫が百匹 つま先立ちだった

合奏は続く。半円描く分度器で
みごとな丸がつくられる

それが新しい月になり 
古い月はうなずきあくびする。
くちばし男は ソレを 咥えて泪する


自由詩 「トロッコ」 Copyright プテラノドン 2005-07-14 01:59:27
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