残滓
ピッピ



「自分は?」と聞くのが恐くて 孤独ってあんまり美味しくないの知ってて


矛盾って何だったっけこの問いに答えるための言い訳だっけ


切り裂かれる桃から見たらまっ白な世界の広さにやられてるよう


もういない ルーズのわたしにペケをつけ(目の保養だ、)とつぶやいたひと


「東京の空をなくそう」計画はぼくの頭上でおわりになった


5メートル背が欲しかったそうしたら 失わなくてはいけない腕は


あれは耳というよりか皮 ピーナッツバターにジャムに嫌われながら




短歌 残滓 Copyright ピッピ 2005-06-25 21:12:19
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