雨粒ナミダ
LEO

キューンとなった瞬間

胸のとこが縮んだぶんだけ
体の中の水の粒子が
目の端から零れ落ちる

痛いって思った

体を潤してたその水は
私の一部であるけれど
ナミダは声を発しない
ナミダは言葉を持たない
泣いた理由なんてだれも知らない

ただ痛いって感じた

雨粒みたいに
消えてなくなって
いつかは晴れて
笑顔になれるから

そんなナミダ
雨粒ナミダ


胸の中が痛かった

 






自由詩 雨粒ナミダ Copyright LEO 2005-06-15 22:58:12
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