三分間逆転自動記述
佐々宝砂

みどりにくもる朝の窓辺 (2005/06/11 09:31)
あざけるような混声合唱、そして (2005/06/11 09:31)
井戸を覗けば満天の星 (2005/06/11 09:31)
ではなくて蛇行する鮮やかな虹 (2005/06/11 09:30)
くるくる錐もみするあれは (2005/06/11 09:30)
タナトス色の水がダムにあふれ (2005/06/11 09:29)
だなとだなとたなと (2005/06/11 09:29)
だれもいない妙だなと (2005/06/11 09:29)
涙壺のような太陽が雲をかき乱す (2005/06/11 09:29)
蜥蜴たちは笑いながら蜂を追いかける (2005/06/11 09:29)
そして雨に溶ける卵の殻 (2005/06/11 09:28)





自由詩 三分間逆転自動記述 Copyright 佐々宝砂 2005-06-11 09:36:18
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