抱き猫
ベンジャミン

目の前を何回か通り過ぎたと思ったら
いつのまにか腕の中にいた

陽だまりのなか
生まれた熱をくるむようにして

うっとりと瞳を閉じたのは僕の方だった

     


自由詩 抱き猫 Copyright ベンジャミン 2005-06-07 05:14:19
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