あふれるままに
秋葉竹


 

真っ白な
心臓を持つ青空を
憧れみあげて天使を探す



メロディーが
聴こえるような奥深い
森の泉の音楽隊たち



ただひとめ
みられるだけでいいという
その手の嘘はいっぱいついた



カーテンを
開けると部屋に射し込んだ
白銀色の朝に刺されて



ギリギリの
覚悟でこぼれた好きという
言葉が落ちたさくら公園



もう春が
来たかのようにあたたかい
日曜みたいな幸せな部屋



刺す針が
心のダムを壊すから
言葉は大事にしなきゃダメだね



さみしさの
数だけついたため息が
満たす浴槽ぬるめの長湯



海の底
みたいなひとりで寝る部屋の
棄てられない恋みたいな枕








短歌 あふれるままに Copyright 秋葉竹 2026-02-27 07:23:47
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