意識の葬列
蝶番 灯

僕はきっと 大嫌い 等あなたには直接言わない

あなたが僕に「死んでしまえ」と言うが

僕はあなたにそんな事は 言ったりしない

どんなにあなたを憎んでても


あなたは僕に理由を訊くから

僕はちゃんと説明を始めるのに

あなたはわざと 僕が喋っている途中で

違う誰かに声を掛けたりする

累計2回

もうあなたに口など使わない、と言いたい



僕は何時もあなたに惑わされるから

何度裏切られて傷ついても

あなたを信じていた

いい加減止めよう

もう 傷つけたりしないように

もう 傷ついたりしないように



僕はきっと 要らない 等あなたには直接言わない

あなたが僕に好きなだけ嫌味を言っても

僕はあなたに嫌味なんて 言ったりはしない

いつだって僕はあなたが怖いから


あなたが掲げるもの・言うもの・くれるもの、

いや、あなたという存在やあなたのこと全て

どれも穢らわしく匂っているから

何処までが一体真実なのか

最早僕に信じる術は無いんだ



僕は相当 狂ってる あなたより 変人だろうが

それは決して悪い意味とは限らない

ただし ある意味ではあなたより

ずっとずっと真摯である

お前よりは性格は 悪くは無いんだ

僕は 僕は 、





本能は素直である

愛情は真偽である

最初は最後である

其の眼は 嘘なんだろう

嘘なんか、吐かないでよ





僕はきっと 信じてる 等あなたには言う訳ない

信じる為の理由なんて何処にも無いから





あなたが僕に「死んでしまえ」と言うが

僕は あなたを 見返す事が出来ない限り

それは無理だね


自由詩 意識の葬列 Copyright 蝶番 灯 2005-06-04 19:51:08
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