暑い秋なのに
足立らどみ
暑い秋なのに
雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい
やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては
見透かしたような仕草で
滑らかな会話が終わると
チャオって
僕に向かってウインクして
また君は休むこともなく
慌しく旅立って行った
今年は暑い秋なのにね
ありがとう
僕にとっての
僕からしたら
僕だけの妖精さん へ
自由詩
暑い秋なのに
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足立らどみ
2025-09-30 22:25:52