坂本冬美、哀歌(エレジー)について
りつ
何日か前に、福岡朔さんがダイアリーにURLを上げてくださっていたので聴いてみた。
あ、なんだ、『愛の流刑地』の主題歌じゃん。
えーと、確かもとうたは平井堅。
うん。なるほど。
平井堅バージョンより情念を感じる。
…え?おや?
ワンワードが引っ掛かった。
私を穢して(汚して)。
あー、これ、男が幻想で作った歌詞だ。苦笑
何故か。
女は好きなひとに
「私を穢して」
とは、絶対に言わない。
「私を犯して」
と口走ることはあっても。
「穢して」
というニュアンスは、
レイプされて無理やり力ずくで、の場合、
「私は穢された」。
そもそも、好きなひととの行為で、
「穢れる」
という感覚になるだろうか?
この辺の男性幻想的違和感が、
女性が歌うと顕になって
面白いなと思いつつ、
ニガ笑い。