星拾いの詩
降墨睨白島(furusumi geihakutou)
落ち葉を拾うように
拾ったことはないし
腰が痛いだろうけど
わたしは手を伸ばし
やっぱり落ち葉を拾うように
わたしのやり方で
宇宙で星を拾いながら
考えるのです
随分大きくなったけど
なんて宇宙は広いのだろうと
奇跡的に巨大化したけれど
周りの仲間を見ていると
やっぱ死んでいくのですね
悲しいとか思わないけれど
いつか自分の番だと思うのでしょう
わたしは星拾いで気まぐれ
みんなは拾った星を捨てたり
売ったりするけれど
わたしはこっそり並べてる
今夜はこの美しい青い星の横に
赤い星を置きましょう
これでひまわりみたいな恒星と
八つばかりの星で
星の集まりを作ったら
うん、いいかも
太陽系と名付けてみる
これからも
何万年も
やっぱり星を拾いながら
わたしはわたしのやり方で
ゆっくり考える
胸が痛い
いつか、わたしも死ぬ
星になりたい
拾われて
あなたの隣に
並べてほしい