比良山荘で花山椒鍋を食べてみたい!
りつ
花山椒鍋。
要は熊肉のしゃぶしゃぶだ。
春、四月から五月、緑色の山椒を、鰹と昆布で出汁を引いた鍋に大量に散らし、
その出汁で、熊の薄切り肉をしゃぶしゃぶする。
熊肉は食べたことがあるのだが、
五㍉のスライスでも、赤身の部分はかなり固い。
けれど分厚い脂身が、こっくりと、上品ながら旨味が力強く、
一度食べたら印象的な旨味で忘れられない。
しゃぶしゃぶを楽しんだ後は、
その花山椒や熊肉の旨味がぎゅっと詰まった出汁で雑炊を作る。
そして、雑炊の仕上げに、
山で掘った自然薯をすりおろし、都呂々をたっぷりと加える。
この雑炊を、食べてみたい!
どう想像しても、とても美味しそう!
この花山椒鍋だけなら、三万円程度なのだが、
コースだと六万円くらいする。
どのみち、庶民には夢のまた夢か。
あーあ。
(比良山荘は、京都駅からタクシーで30分くらいです。)