愛と永遠
杉原詠二(黒髪)
ふとしたとき
苦しみが消えてきていると思う
愛が苦しみを包み込み
人がわたしを助けてくれる
わたしはわたしを救わねばならない
永遠に愛することは
どのように可能か
不可能か
しかしそれを求める
そうしようとする
水平線の上にある太陽
上って行く光
それがあなたの愛
東にいるあなた
わたしは目でそれを見る
心の中で誓う
愛
わたしの愛よ
わたしの涙を受け止めておくれ
愛しいから愛する
心のままに愛する
永遠を教えてくれる愛
今度はわたしが教えますね
わたしを照らし出してくれるのはあなた
暗闇の中から救い出して下さった
余りにも深い恩を
返したい
私の愛によって
光を直視するとあまりにも眩しい
目を細める
夢がまぶたの裏にゆらゆらと浮かぶ
現実が光を帯びて
育っていく
現実とは
夢ではなく
愛するための
場所
あなたがいる場所
だから私は夢よりも現実を
望む
永遠を望むなら
慈悲の光の中で
あなたとわたしの愛は
消えることなく続くだろう
共に在る未来を
夢見ることを
あなたは頷いて
くれませんか
あなたの最後の苦をわたしが抜いてあげる
すべての人に愛を与えるために
ひとりの人を選べなかったあなた
わたしがそのひとりになります
あなたは自分を幸せにしていいのです
あなたの幸せが私の幸せです
わたしたちの愛は永遠であり続けます