さりゆく夢のなかに
きっと待っていたはずの
いなくなってしまった景色に、
あの朝、
見透かされたような。 束の間の 揺れる瞬間が滑り
白の 骨
の破片
に、
失 う もの の ないひと、との。
かなしい、 夢は きえて、
ゆめから さ め て
ゆめの余韻が、 ないていたゆめの余韻が
光の なかの水は 溶けて
きりさかれて透過するように、して、
小石に、 胸の内あかすように
やすらかに ねむれるれるように
赤いめ。 と 砂場に埋もれた帽子
それでも仔どもは、 眠れる 日々に
きえゆく
雫にさよなら
ともだち
それは
いまも何処かで
ゆめの断片にきこえる声が
空に導かれた、
「舗装された空室と