命令には従う
自分の気持ちは地蔵に預け
斬るべきものを斬り
証拠の首を狩る

仕えることしか知らない
狭い世界の中で
死なないように
家を守ることだけ考えた

返り血を浴びては
地蔵に助けを求めた
慰めのように殺めた分だけ
桜の花びらが吹き乱れた


自由詩Copyright  2024-10-24 18:35:48
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