駄駄Ⅱ
森 真察人

僕は死んだ方が良かった僕は死んだ方が良かった僕は死んだ方が良かった僕は、損益分岐点と極性が異なっている。僕の罪を皆さとる。或いはっている足が距離を覚えていないから。傲慢は自らの富と福とを偽造し義務を負わせ、延命した。反転の映像を眼前に吊り下げ、死すべき僕は母を狂わせ父を割りながら闘争した。球は結論として凍り、割れぬ。かたられた人をはべらすことで逃走した。ゆるやかにゆるやかに溶けゆく。球。昇華すべきであったのだ……
ああどうか夢のような消滅を!


自由詩 駄駄Ⅱ Copyright 森 真察人 2024-10-22 12:59:22
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