意識の光景
ひだかたけし
赤い帽子被った
ふっくらした頬の
白人の金髪の女の子の
眼差しふと受け点火され
だから私は云ったんだ、
私は存在スルと直截に
時流切り裂き垂直に絶えず
私である、私が在ると
初めに言の葉舞わせた
なにものかの如くに
その意志衝動を受け容れて
意識の内なる灯火は明るみ燃え立ち
時流を切り裂き更なる向こうへと
凍り付きながらも頂へと向かう
また何度でも切り裂き瞬間を広げ
この意識の光の樹林帯を突き抜け
私である 、
私は存在する 、
と、改め新たに
云える意識の
言の葉舞わせて
始めの世界創造の光景を初めて此処に延べ現さんと