金木犀の秋に生き
ひだかたけし
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ
漂い始める大気の最中
ゆるやか解けながら
四散していく意識の慄き
思考や感情や意志や感覚や
金黄の金輝の鮮やか渦巻き
貫く宙の遥か彼方の境域へ
飛び散り飛び去る私と云う、
魂の息呑む速度で金木犀の秋に生き
自由詩
金木犀の秋に生き
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ひだかたけし
2024-10-16 18:00:17
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