スクランブルハート
ミナト 螢

一緒にいるだけでいい
通り過ぎる車のように
同じ景色を見ていくのなら

瞳の中には何があるでしょう
すれ違った日の涙も
遠ざかった日の踵も
 
あなたじゃなければ
受け止められない

甘いのも重いのも
多分苦手で
だからハートにしないで

色んな言葉で
伝えようとする

悲しいね
嬉しいね
愛しいね

そのどれもが正しくて
心と抱き合っていた

あなたなら出来ると
信じた日から
私も歩いて行くんだ


自由詩 スクランブルハート Copyright ミナト 螢 2024-08-20 19:30:38
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