天の川サイダー
キャサリン

今日は雲一つない晴天夜空

ひとつの銀河をそのままに
グラスにとくとくとくと注ぐ

星々がきらめき弾けて消えて行く
飾りには土星をグラスの縁にのせて

風呂上がりの夜空の三日月に腰掛けて
天の川サイダー片手に涼む

こないねーと呟きながら満足げな顔で頬杖をつく
いつまで待てばいいのか待ってていいのか

ひんやりと熱い想いは
天の川サイダーの様に
きらめき弾けては消え続ける

胸の奥の奥を温める物は
いつ届くのかと待ち続ける



自由詩 天の川サイダー Copyright キャサリン 2024-07-06 22:59:58
notebook Home 戻る