あおぞら(新訂)
ひだかたけし
あおぞら
ゆうぜんと 、
ひろがって
またあえたね
あれから
血も縁も知も
たくたさん
捨てながらも
途半ば、
花びら ひらり
地に舞い落ち
赤々明々
わたし ハッと
立ち止まり 、
掴まえる この一瞬
あゝあおぞら
ひろがり
ゆうぜんと 、
見つめられて
見つめかえし
私たちは
いつからこんなに
離れてしまってたのかな
あれは遥か彼方のこと
とおいとおい
場のチカラに誘われ
私たち一つと一つ保ち
抱擁し合い交わり合い
ホントのしあわせ 生きていた
青空にっこり
私もにこり
この瞬間、
私たち
また
交わり
生きて居る
見入り魅入られ
ひっそり浸り
互いが互いの内に
あって在らしめられ
ひとつ と ひとつ
まじわりいきづきいきている