劇場

射るような目を持った子供が一羽の鳥を指差して、この鳥の魂は鳥の形をしていないと言った
その子供の目を片目に嵌めて鏡の前に立った朝、僕の魂は人の形をしていなかった
幕間で百の心臓が脈を搏ち、投げ込まれた花束の一つ一つが呪いになる
今日僕は、誰の心臓で僕の血を流すのだろう


自由詩 劇場 Copyright  2024-06-10 23:23:18
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