思惟生命体
ひだかたけし

私の思惟、
ある思惟内容の
別の思惟内容に結び付き
その思惟内容の
また別な思惟内容に結び付き
それら必然的な連関を持ち
次から次へと接続され

やがて私の思惟、

巨大な思惟運動の高波に呑まれ
いつのまにかそれじたい
ダイナミックに生き動いている

   巨大な思惟の海原 、

一つ一つ思惟内容の直観にて導かれ
私の思惟 何者かの思惟に包摂されて
この運動する思惟の輪郭 描かれいくを
意識としての私が只ひたすら凝視している

   繊細に巨大に生動する思惟 、

思惟内容を思惟内容へ結び付ける
思惟の生命を生み出す何者か、
私の内底に存在して居ること

キヅキに熱を帯び、

点火され炎となり立ち上がり

私の魂の内に宇宙の自己思惟渦巻く!










自由詩 思惟生命体 Copyright ひだかたけし 2024-04-25 17:14:08
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