ポコチンの先に見えていた夢
花形新次

ポコチンの先端に
マシンガンを取り付けて
撃ちたいだけ
撃って良いよと
きみに言ったとき
きみは空を見上げて
「もう、そんなに撃てないんだよ」
と笑いながら答えたよね
きみの夢だった
ポコチンマシンガン
そんなところまで
追い込まれていたなんて
僕は全然知りませんでした
ポコチンマシンガンは
ダメでもピストルポコチンなら
大丈夫なのではという
僕の問いかけにも
ただ無言で首を振るだけのきみ
いつの間にか
僕らの青春は
終わっていたんですね

悲しいことに
これから僕たちが
どんな夢をポコチンに託せばいいのか
もう分からなくなってしまいました


自由詩 ポコチンの先に見えていた夢 Copyright 花形新次 2024-04-23 19:13:42
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