練習曲
昼寝ヒルズ

高をくくった夏の日に
足を踏み入れたせいなのか
明日を見切った冬の日に
足を踏みはずしたせいなのか
頭の中だけが そしらぬまま
音はかえってゆきます


時の栞はありませんでした
指の香りは残りませんでした

ただ君の声だけが
あふれんばかりに何も無く
きこえてきました


自由詩 練習曲 Copyright 昼寝ヒルズ 2024-04-13 09:23:09
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