まどべ
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肘ついて 飲みたいよ
いのちが 恋しい
眼の前で さばかれるお魚の
最期の 光を 美しくおもう
わたし 罪をもてあそび
知りながら 酔ってる
ならんで 見てる あなたもおなじ罪
葉巻 いっぽん噛みちぎる
湿して ただよって
胸に薫り 充ちて
昇りひろがる 手と脚
いつまでも 酔っていたい
ぬめりを失くした かお 顔 貌
こんな 人の顔はいい
窓べならもっといい
街や海や山の傍
自由詩
まどべ
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2024-03-30 07:56:42
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